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LaTeX環境として、小川版UpTeXのみを入れた場合のLaTeXiTの設定

LaTeXiTは、 LaTeXで書いた式などを単独でコンパイルし、整形されたものをKeynoteなどに入れるのに便利なソフトです。 ただし別途インストールされているLaTeXやghostscriptなどを使うので、それらの環境を整えたり設定することが必要です。 もし、LaTeXの環境として、小川版のUpTeXしか入れてない場合にLaTeXiTを使えるようにするには、 次のいくつかの方法があります。

A) MacTeXをいれる

  1. 「教授でもできるLaTeXと...」に従い、MacTeXを入れます。 TeXShopの設定は「教授でもできるsjis,eucのLaTeXソースの扱い」で設定した通りに しておけば、TeXShopからは依然、小川版のUpTeXが使われます。
  2. MacPortsをインストールし、それを用いて Ghostscriptを入れます
  3. LaTeXiTを立ち上げます。別途設定は必要ありません。

B) 小川版UpTeX + MacPorts

  1. MacPortsをインストールします。
  2. Terminalから
    $ sudo port install ghostscript
    				
    と打ちます。
  3. LaTeXiTを立ち上げると、pdflatexがないと文句を言われるので、[キャンセル]ボタンを押します。
  4. LaTeXiTの環境設定から プログラム>コマンド を選び、 LaTeXiT settings

C) 小川版UpTeX + 小川版ghostscript

何かの事情でMacPortsを入れたくなくて、 小川氏のサイトのGhostscriptを使いたい場合。 Ghostscriptとして

の2種類のいずれを使うかによって、設定方法が少し変わります。

C.a) GPL Ghostscript 9.02の場合

  1. 小川氏のサイトから GPL Ghostscript 9.02 (gplgs110723.dmg)をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたgplgs110723.dmgをダブルクリックし、マウントされる gplgs110723 というディスクを開く。
  3. gplgs110723の中のgplgs.pkg をダブルクリックし、インストールする。(/usr/local/bin, /usr/local/share などに入る。)
  4. LaTeXiTを立ち上げる。pdflatexが見つからなかったと文句を言われるが、とりあえず [キャンセル]のボタンを押す。
  5. LaTeXiTの環境設定>プログラム>コマンド の箇所で、下のように

    LaTeXiT preference

  6. 一旦、LaTeXiTを終了してから立ち上げる。これは、色を変えるcolor.styを有効にするため。

C.b) ESP Ghostscript 7.07.1の場合

  1. 小川氏のサイトから ESP Ghostscript 7.07.1 (esps090829.dmg)をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたesps090829.dmgをダブルクリックし、マウントされる esps090829 というディスクを開く。
  3. esps090829の中のESPGhostscript.pkg をダブルクリックし、インストールする。(/usr/local/bin, /usr/local/share などに入ります。)
  4. esps090829の中に同胞されているx32の中のGSX32.pkg をダブルクリックし、 32bit版で上書きする。さもないと、LaTeXiTは正しく動かない。
  5. LaTeXiTを立ち上げる。pdflatexが見つからなかったと文句を言われるが、とりあえず [キャンセル]のボタンを押す。
  6. LaTeXiTの環境設定>プログラム>コマンド の箇所で、下のように
  7. 一旦、LaTeXiTを終了してから立ち上げ直す。これは、色を変えるcolor.styを有効にするため。

小川版UpTeXでfeynMF/feynMPを使う方法

MacTeXを入れずに、小川版UpTeXのみ入れた状態でLaTeXiTでFeynman diagramを描くには、 まずこの方法で設定を行ない、 その後に次の変更をします。


Updated: 2013-11-22