日本学術振興会
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/数物系科学専門調査班
科研費LaTeX - 2008(H20)年度版
科研費LaTeXとは
「科研費 LaTeX」は、日本学術振興会と文部科学省の科学研究費補助金の応募の書類を、
LaTeX で書くためのものです。
これにより論文で使い慣れた方法で、数式や記号、箇条書きなどを
楽に美しく書くことができます。
編集をしていて枠がずれることはありませんし、
金額の計算も自動的に行われます。
「科研費LaTeX」は、
日本学術振興会の
学術システム研究センターの
数物系科学専門調査班の
活動の一つとして、2007年から始めたものです。
基本的な考え方
「科研費 LaTeX」の基本方針は、
PDF (もしくはWord)で提供されている様式を利用し、
普段用いている LaTeX の知識で、できるだけ単純に書類を作ろうというものです。
基本的な手法は次の通りです。
- 公開されている PDFやWord の様式を1ページごとに切り分けた
PDF と eps のファイルを 用意しました。
これらのファイルを各ページで ¥includegraphics を用いて
図形として取り込みます。
- あとは、枠の位置を指定して、その中に文章や表や表を流し込むだけです。
利点
- Wordと異なり、入力に伴って枠がずれたりしません。
また、「研究目的」や「研究業績」など、複数ページにわたる
内容も、自動的に改ページされます。
したがって、ユーザーは「内容」に集中して書く事ができます。
- LaTeXの方法で記号や式、箇条書き、参考文献、マクロなどが書けます。
- 予算の表で金額や小計が自動的に計算されます。さらに、項目・年度別のまとめの
表も作れます。
- Mac OS X, Windows, Linux等、LaTeXの走る環境で使えます。
- その他にも、いろいろ。
マニュアルと例
News
Download
- Mirror sites :
国立天文台、
阪大
- マニュアル
- 日本学術振興会 2008(H20)年度 (2007年秋応募分)
- 文部科学省 2008(H20)年度 (2007年秋応募分)
- 文部科学省 2007(H19)年度 (2007年応募分)
- 過去の様式
質問、コメント
- FAQ: よくある質問集を見る。
- マニュアルのFAQや説明も見てみる。
- それでもわからない場合は、
科研費マクロ&LaTeX掲示板に
質問を書く。多数の、知識豊富な人たちが見ていますので、
的確な返事が得られ、かつ疑問や解決策を共有できます。
- それでもまだわからない場合は、
学術システム研究センター・数物系科学専門調査班の
山中 卓(阪大・理・物理)taku#hep.sci.osaka-u.ac.jp に
メールを送ってください。(#は@に置き換えてください。 )
-
決して、日本学術振興会や文部科学省に問い合わせないでください。質問等に対応できません。
関連リンク
2007-11-20