2004年5月 IUPAP専門委員会議事録
v2004.5.13, revised on 2004.9.21
日時と場所
- 2004年5月6日(木) 10:30 - 12:30
- 日本学術会議6階
出席者
- 福山(C5、委員長)、高田(C20)、永宮(C12)、犬竹(C16)、小山(C19)、山中(C11)、榊(C8)、山崎(C15)、小嶋(C18)、植田(C17)、伏見(C6)、前川(C9) [席の順、時計回り]
報告と議事
- 米国 Visa問題
- Visa問題の解決を求めるYves IUPAP Presidentからの手紙を支持する文書を、北原、福山両氏の名前で、米国のDirector of Office of Science and Technology PolicyのMarburger氏に対して書いた。4月13日に学術会議の運営審議会で、この文書の発信が認められた。(福山)
- International Visitors Officeに、ビザ問題に対応する動きがある。参加者がビザを取るために必要な招待状の説明、およびDepartment of Stateに国際会議をregisterするとそのリストは世界中の領事館に配布されることなどが、web pageに書かれている。Registerできる会議は、外国からの参加者数が100人以上いることが必要。(山崎)
- Workshop on Energy
- IUPAPのWorking Group on Energyの会合が5月14,15日に日本で開催されるのに伴い、Workshop on Energyが5月13日に上野の原研計算科学技術推進センターで開催される。プログラムなどに関して、潮田、犬竹氏らの助言があった。(福山)
- 原研から旅費のサポートがある。(永宮)
- 高エネルギー、物性など、(核融合以外の)幅広い分野の人の参加をよびかけてほしい。申込先はenergy@omega.tokai.jaeri.go.jp。(犬竹)
- 電気関係の隣接分野にも知らせてほしい。(榊)
- 物研連全体会議、webやメーリングリストを通じて、このWorkshopを広く宣伝する。
- IUPAP Approved Conferencesの登録費
- Euro とUS$の換算レートの変動に伴い、登録費の上限をUS$400から460EUに変更する提案がJudy Franzからあった。この提案について、Councilで投票される。
- 登録費のカバーする範囲(proceedingsの費用など)と、この上限の拘束力について、福山委員長がJudyに問い合わせる。
- [後記:IUPAP Policiesによれば、Proceedingsの費用は$400に含まれる。]
- [後記:Yves Petroffからの、登録費に関する提案 (Added; 2004-09-21)]
- [後記:Bob Barbarからの返事 (Added; 2004-09-21)]
- ICSU のweb pageが新しくなった。(福山)
- World Year of Physics 2005
- 学術会議の北原委員長の委員会と、物理学会の和達委員長の委員会(実行部隊)が共同で準備を進めている。
- 応用物理学会も、学会独自の企画と、物理学会と共同で行う企画を進めようとしている。(榊)
- 物理学会では高校向けのプランも進めているが、「物理コンテスト」などの予算の確保に苦慮している。(植田)
- WG Women in Physics Travel Grant (福山)
- AAPPS Association of Asia Pacific Physical Society (榊)
- AAPPSの委員会が5月に韓国で開かれる。物理学会と応用物理学会がてこ入れをしている。
- AAPPSのBulletinsが電子化されている。
- 9th APPC The 9th Asia Pacific Physics Conference が2004年10月25-31日にHanoi, Vietnamで開かれる。
- AMALDI 2005 (6th Edoardo Amaldi Conference on Gravitational Waves (福山)
- 国立天文台の藤本眞克氏から福山委員長に、AMALDI 2005(2005年6月19〜24日、沖縄)の助成金をIUPAPのAC2 (Affiliated Commission 2 - International Commission on General Relativity and Gravitation)に申請した旨、報告があった。
- AMALDI国際会議は、WG.4 PaNAGIC (Particle and Nuclear Astrophysics and Gravitational International Committee)に属する小委員会GWIC (Gravitational Wave International Committee)が主催する国際会議であり、2年に1度開催される。
Commissionの報告
- C2 (盛永、欠席; 4/30 メールにて報告)
- 5月に開かれる「単位諮問委員会」への対応について意見交換があった。 6月27日から7月2日までロンドンで開かれるcpem2004(Conference on Precision Electromagnetic Measurements, 国際精密電気磁気測定 国際会議)中にC2メンバーが集まり意見を交換する。
- C3 (西森、欠席;メールにて報告)
- Boltzmann賞をE G D Cohen (Rockefeller University)、H E Stanley (Boston University)に決定し、7月の統計物理学国際会議でメダルを授与することになった。
- C4 (村木、欠席)
- C5 (福山)
- C6(伏見)
- ICBP 2004 - The 5th International Conference on Biological Physicsが2004年8月23-27日にGothenburg, Swedenで開かれる。
- 詳しくは報告を参照のこと。
- C8 (榊)
- ICPS 2004 (27th International Conference on the Physics of Semiconductors)が2004年7月26〜30日にFlagstaff, Arizonaで開催される。千数百名が参加の予定。
- QD2004 Quantum Dots Conferenceが2004年5月10-13日にBanff, Alberta, Canadaで開催される。
- 量子計算、生体の計測のラベリングなど隣接分野との風通しがよくなっている。
- 産業界も興味を持っているので、アジアの重心も重くなっている。将来韓国でもQuantum Dots Conferenceの開催の可能性がある。
- C9 (前川)
- ICM - International Conference on Magnetism(2006年 8月20-25日に京都で開催)は、3月25日の日本学術会議第1009回運営審議会において、平成18年度開催共同主催会議候補に決定された。(これは実質、正式の決定)
- C10 (寺倉、欠席: メールにて報告)
- C11 (山中)
- ICHEP2004 - International Conference on High Energy Physicsは2004年8月16-22日、北京で開催される。日本に対する80人のquotaに対し、現在の参加希望者は56人。
- C11のCommission meetingは、この期間中の8月11日に開かれる。
- C12 (永宮)
- INPC2007 (International Nuclear Physics Conference、原子核物理学国際会議)を日本で開催しようと名乗りをあげる予定。ホストはKEKとRIKEN。(2007年は湯川生誕百年にあたるため、湯川記念財団との共催を予定している。)
- C12内のAd Hoc Committee on International Cooperation in Nuclear Physicsの委員会を6/27に開く。
- C12のcommission meetingはINPC2004の会期中の6/30に開かれる。
- 詳しくは報告を参照のこと。
- C14 (兵頭、欠席;メールにて報告)
- C15 (山崎)
- ICAP 2004 XIX International Conference on Atomic Physics が2004年7月25〜30日にブラジルで開かれる。C15のcommission meetingはこの会期中に開かれる。
- hci 2004 - 12th International Conference on the Physics of Highly Charged Ions が2004年9月5〜11日にVilnius, Lithuaniaで開かれる。
- アジア地区の会議としてAISAMP6 (Asian International Seminar on Atomic and Molecular Physics第6回)が9月20〜23日に北京で開催される。(委員会後追加)
- C16 (犬竹)
- ICPP 2004 International Congress on Plasma Physics が2004年10月25〜29日にNice, Franceで開催される。C16のミーティングもこの時開かれる。
- ICPIG 2005 - International Conference on Phenomena in Ionized Gasesは 2005年 7月にオランダで開催される。
- C17 (植田)
- MPLP 2004 - 4th International Symposium on Modern Problems of Laser Physicsが2004年8月22-27日にNovosibirsk, Russiaで開催される。
- IQEC/CLEO PR 2005 in Tokyoの準備が進められている。学術会議国際会議委員会が5月から始まる。(IQEC = International Quantum Electronics Conference; CLEO PR = Conference on Laser and Electro-Optics in Pacific Rim)
- ICQE (International Council on Quantum Electronics)が、CLEO/IQEC 2004 (2004年5月, San Francisco)の開催時に開かれる。ICQEのvoting memberの再構成問題が検討されている。アジア・太平洋地域では、中国の2票を1票に減らし、その1票を地域のshare voteとする調整を行った。
- Asian High Intensity Laser NetworkがWG.7 ICUIL (International Committee on Ultrahigh Intensity Lasers)/IUPAPの下に組織された。
- C18 (小嶋)
- IUPAP Medal for C18の日本企業のバックアップは困難な模様。
- C20から提案のあった計算物理と数理物理の協力関係を、これから築こうとしている。
- C19 (小山)
- C20 (高田)
- IUPAP sponsorship Conferences (承認済み)
- Joint Conference of ICCP6/CCP2003 - International Conference on Computational Physics and Conference on Computational Physicsが2004年5月23-28日に北京で開かれる。
- CCP2004が2004年9月1〜4日にGenova, Italyで開かれる。C20 Commission Meetingを、期間中に開催する予定。
- (申し込み受理)
- CCP2005が2005年3月19-25日にLos Angeles, Californiaで開催される。IUPAPの会計年度の関係で、資金援助が可能か、Prof. Barberに照会中。
- 8th Granada Seminarが2005年2月7-11日にGranada, Spainで開かれる。C3(統計物理学)とC20(計算物理学)の両方で推薦を希望されていたが、Prof. Barberの判断でC3からの推薦で決着した。参加者数は100名程度であり、grantの確保が困難である。
その他
- 19期の任期は2005年9月末まで
- 次回のIUPAP専門委員会は9月21日(火)の10時30分から。
- 提案議題は9月7日(火)までに福山委員長にお送りください。
- 委員会を欠席する場合は、コミッションの報告を、9月7日(火)までに福山委員長にE-mailでお送りください。