--- WORKSHOP ON ENERGY ---
標記ワークショップを下記要領で開催しますのでお知らせ致します。関心をお持ちの方々にもお知らせ頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
尚、会場の都合上定員70人(先着順)ですので出席ご希望の方は予め以下までお申し込み下さい。
参加申込先 メールアドレス:energy@omega.tokai.jaeri.go.jp
--------------------- 記 --------------------
日 時:平成16年5月13日(木)午前9時30分 ― 午後6時30分
場 所:日本原子力研究所計算科学技術推進センター (上野駅から徒歩6分)
(台東区上野6-9-3 住友不動産上野8号館7階) 別添地図参照
ワークショップ開催に至る経緯と趣旨:
A)経 緯:
2003年にIUPAP(International Union of Pure and Applied Physics)の下にエネルギーワーキンググループ(WG)が組織されました。WGの役割は以下の通りです。
* 今後50-100年のエネルギー需要と供給に関し有効な全エネルギーを調査する。
* 個々のエネルギーの問題点を検討する。
* 世界各国の固有のエネルギー需要を明らかにし、夫々の国に有効と思われる多様な対策を考える。
* 物理を基盤とした研究・開発が必要な分野について検討し勧告する。
* 以上を2005年までにレポートとして纏める。
第1回WG会合は2003年11月ボンで開催され、第2回が2004年5月14,15日に日本で開催されます。
B)趣 旨:
上記IUPAPの動向と我国でもエネルギー問題に関心を持つ物理・応用物理分野等の研究者が増えつつある状況、そして第2回WG会議が日本で開催されるという経緯をふまえ、標記ワークショップを企画致しました。ワークショップの趣旨は、世界、中国、そして我が国の多様なエネルギー源(全てではありませんが)についてその開発研究状況について講演いただき、物理・応用物理分野等の貢献の可能性を探る点にあります。
趣旨は以上の通りですが、これら分野に限らず若い方々を含めご出席頂ければ幸いです。
主 催:IUPAP (International Union of Pure and Applied Physics)
共 催:高エネルギー加速器研究機構、日本原子力研究所
組織委員:犬竹正明 (東北大), 代谷誠治 (京大), 永井泰樹 (阪大), 永宮正治 (高エネ
ルギー加速器研究機構), K. Heinloth (ボン大), 福山秀敏 (東北大), 三間圀興 (阪
大), 横溝英明 (日本原子力研究所)
エネルギーに関する国際ワークショップ WORKSHOP ON ENERGY
プログラム
日 時:5月13日(木) 9:30~18:30
場 所:日本原子力研究所・計算科学技術推進センター(上野)
プログラム:(講演は英語で行われます)
9:30~ 9:35 開会あいさつ 永井 泰樹(大阪大学)
9:35~11:15 セッション1:世界におけるエネルギー問題 (座長:山口 嘉夫)
・世界の状況の概観 Klaus Heinloth(ドイツ・ボン大学)
・中国におけるエネルギー問題 Huo Yuping(中国・鄭州大学)
・日本におけるエネルギー需給 山地 憲治(東京大学)
11:15~11:30 休憩
11:30~12:30 セッション2:新エネルギーの研究開発 (座長:柴田 徳思)
・燃料電池技術の研究開発と実証 石谷 久(慶応大学)
・GW級発電を目指した低コスト高効率太陽電池システムの最近の開発状況
近藤 道雄(産総研)
12:30~13:30 昼休み
13:30~15:30 セッション3:核融合エネルギーの研究開発 (座長:井上 信)
・トカマク型核融合エネルギー開発の展望と戦略 関 昌弘(原研)
・大型ヘリカル装置の最近の開発状況と国際的な活動 須藤 滋(核融合研)
・日本におけるレーザー核融合と関連するペタワット級レーザープラズマの研究
三間 圀興(大阪大学)
・ミュオン触媒核融合と新たな核融合エネルギー研究 永嶺 謙忠(KEK)
15:30~15:45 休憩
15:45~16:15 セッション4:加速器駆動システム(ADS)の展望 (座長:鬼柳 善明)
・加速器駆動未臨界システムによる放射性廃棄物の核変換
大井川 宏之(原研)
16:15~17:45 セッション5:水素製造・貯蔵・輸送 (座長:犬竹 正明)
・HTTRを用いた水素製造の研究開発 小川 益朗(原研)
・エネルギー利用のための水素貯蔵 折茂 慎一(東北大学)
・超伝導と液体水素を用いた高信頼性電力ネットワークシステム
濱島 高太郎(東北大学)
17:45~18:30 セッション6:現在及び将来のエネルギー問題に対する物理学の
貢献の可能性 (座長:Klaus Heinloth)
・自由討論
18:30~18:35 閉会あいさつ 永宮 正治(KEK)
[ 会場案内図 ]