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Feynman Diagram, 化学式、異字体、しおりなどLaTeX関連
- LaTeXでFeynman diagramを描くためのfeynmp
- LaTeXで化学式を描く
- LaTeXで外字、異体字を使う方法
- LaTeXで目次からリンクを張ったり、しおりをつける方法
- LaTeXで試験問題を作る方法
- LaTeXの新たなstyle file/packageを入れる場所
- LaTeXで科研費の申請書を書く
- LaTeXで使う紙をA4にする。
- LaTeXの本やマニュアル
ファインマンダイアグラム(素粒子の反応を表す図)をLaTeXで書くこともできます。
\ce{H2O} -->,
\ce{CrO4^2-} ->
mhchem を使うと化学式を非常に簡単に書く事ができます。
これはすごいです。
詳しくはマニュアルを。
MacTeX (TeXLive)には既に入っているので、改めてinstallする必要はありません。
shift-jisでサポートされていない漢字(外字、異体字)を書くには、otf packageを使います。
章や節に飛べる目次や、しおりを作るには、
hyperrefやpxjahyperを使います。
試験問題は、一つの問題の中でも中で一部、二部と分かれていたり、間に説明文が入ったりしつつも
小問の番号は連続していたりして、少し複雑です。
qexam.styを使えばそうした構造を簡単に記述することができます。
スタイルファイルを入れる場所は下の6.を見てください。
6. 他のLaTeXのstyle file (.sty) をインストールするには
MacTeX (LiveTeX)を入れた場合は、ほとんどのパッケージ(style file)は既に入っています。もしそこに入っていないパッケージを
使うには、次のようにします。
6.A 使いたいstyle fileがその場限りの場合
もし、使いたいstyle fileがその場限りの場合は、タイプセットするLaTeXのファイルと同じdirectory (folder)に
そのstyle fileを置きます。
6.B style fileをいつでも使えるようにする場合
style fileを通常使えるようにするには、次のようにします。
- home directory の下の Library (ライブラリ)の下に~/Library/texmf/tex/latex というフォルダーを作ります。
つまり、homeの下のLibraryの中にtexmf, texmfの中にtex, texの中にlatex というフォルダー。
LionからFinderではLibraryが見えなくなったので、
- Finderから移動>フォルダーへ移動... で"Library"と入力するか、
- Terminalから次のようにします。
$ open ~/Library
- 上で作った ~/Library/texmf/tex/latex/ の中に、使いたい style file (例えば hoge.sty)をコピーします。
- MacTeXを入れた場合は、これで自動的にhoge.styが使えるようになりました。
もしMacTeXを入れずに、小川版のUpTeXを入れた場合は、Applicationフォルダーの中のUpTeX をダブルクリックし、
「初期設定しますか?」という質問に「はい」と答えます。
(これにより、mktexlsrというコマンドが走り、どのスタイルファイルがどこにあるかが登録されます。)
- LaTeXのソースの中で、\documentclass[...]{...} と \begin{document}の間に
\usepackage{hoge}
を入れます。hoge は入れるスタイルファイル名 (".sty"は抜き)に置き換えてください。
「科研費LaTeX」というLaTeXのファイルを使うと、
調書の枠がずれたりなどということに悩まされる事なく、
科研費や特別研究員の書類を書く事ができます。
学会の会場の建物や教室に案内する
看板やビラのPDFを、ExcelのファイルからPythonとLaTeXを使って自動生成できます。
MacTeX 2014などでは、letter sizeの紙が標準になっています。A4の紙を使うには、次のようにします。
-
「[改訂第7版] LaTeX2e 美文書作成入門」奥村晴彦、黒木祐介著、技術評論社
昔から改訂を進めてきただけあって、説明がこなれており、初心者でも取っ付きやすい。
また、きれいに整理されているので、こういう事をしたい、といったときでも探しやすい。
- "A Document Preparation System: LaTeX" , by Leslie Lamport, Addison Wesley
LaTeXの作者が書いた、コンサイスにまとめられた標準の教科書。
作者の誇りと意気込みが感じられる。
(少なくとも1994年の2nd ed.では標準となりつつあるgraphicxなどの
説明がないのが残念)
- The Not So Short Introduction to LaTeX2e
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「解決!! LaTeX2e」中橋一朗、秀和システム
実質的な使い方が書かれている。逆引きの索引もあり、便利。
(ただし、残念ながら絶版)
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「これだけでできるLaTeX実践活用ガイド」
海上忍+黒川弘章著、技術評論社
ユーザーの側から見て、実際に必要なものが整理されて書かれている。
背景となる概念なども書かれているので、これを読んで、なるほどと納得した点も多々。初心者からバリバリ使う人までカバーしている。一冊だけ買うなら、これで十分。
(ただし、残念ながら在庫なし)
- Online manual
Updated: 2020-02-12