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		科研費LaTeX 2022年夏版 マニュアル
			変更点
				科学研究費補助金の研究計画調書は2018年度から、特別研究員
				の申請書は2022年度から、
					枠がなくなって様式の構造が簡単になりました。
					これに伴い、科研費LaTeXのファイルの構造も単純化しました。
				
					- ユーザーが書く文章は、以前のようにコマンドに一旦定義するのではなく、直接本文に書き込むようにしました。
 
					- 各ページを画像として読み込むのをやめ、記入の説明の入った四角の枠の部分のみを画像として本文の頭に挿入するようにしました。
 
					- 上の変更により、タイプセットしてエラーが発生した場合も、エラーの箇所が直接わかるようになりました。
 
					- pLaTeX に加え、UTF-8ベースの upLaTeX も使えるようにしました。
 
					- 論理的に書けるよう、\subsection, \subsubsection を使えるようにしました。Section番号は項目の番号に従って自動的につきます。
 
				
			使い方
				以下、「基盤研究(C)」の場合を例にとります。ファイル名は種目に応じて読み替えてください。
				
					- 動作確認
						
							- まず、”egg"で始まるegg_kiban_c.tex を何も触らずにそのままタイプセットし、正しくPDFが作られることを確かめてください。
 
							- もし、JY1 や JY2 についてエラーが出た場合は、トラブルシューティングを見てください。
 
							- 正しくタイプセットされた例が、sample_pdfというフォルダーの中にありますので、作ったものと見比べてください。
 
						
					 
					- 書類の編集
						
							- 実際の書類の作成には、種目名(の略称)で始まるkiban_c.texを使ってください。
								(特別推進研究は、en_tokusui-1.tex, jpa_tokusui-2.tex, jpb_tokusui-3.texです。)
							egg_kiban_c.tex は使用例を書いたものですので、触らずにおいておきましょう。
 
							- multiタイプの場合は、項目ごとに切り分けられたファイル
								(kiban_c_01_purpose_plan.tex, kiban_c_02_background.tex, など)を編集してください。
 
							- タイプセットするファイルは、singleタイプ、multiタイプいずれの場合も、kiban_c.tex です。
								ただし、特別推進研究は、ファイル名に決まりがあります。
								en_tokusui-1.tex, jpa_tokusui-2.tex, jpb_tokusui-3.texをタイプセットしてください。
							 
							- ユーザーが編集するのは、次のように%begin と %end の間の行のみです。
								
%begin 研究目的と研究計画 ===============
	象の卵はおいしいぞう。
%end 研究目的と研究計画 ===============
								
							 
							- \input{pieces/p*****}等の行は消さないでください。piecesフォルダーの中はいじらないでください。
 
						
					 
				
				少し注意のいる種目のファイルの使い方
					
			トラブルシューティング
				
					- ! LaTeX Error: Encoding scheme `JY2’ unknown.
											l.578 ...\DeclareSymbolFont{mincho}{JY2}{mc}{m}{n}
											とか
											! LaTeX Error: Encoding scheme `JY1’ unknown.
											l.577 ...\DeclareSymbolFont{mincho}{JY1}{mc}{m}{n}
											のようなエラーが出る。
						
							kiban_c.tex や egg_kiban_c.tex (種目に応じて読み替えてください)の先頭を次のように直してください。
						
							
								- upLaTeX を用いる場合
									
\documentclass[11pt,a4paper,uplatex]{ujarticle} 	% for uplatex
%\documentclass[11pt,a4j]{jarticle} 			% for platex
									
								 
								- pLaTeX を用いる場合
									
%\documentclass[11pt,a4paper,uplatex]{ujarticle} 	% for uplatex
\documentclass[11pt,a4j]{jarticle} 			% for platex
									
								 
							
					 
					- ! LaTeX Error: File `fancyhdr.sty' not found. というエラーが出る。
							
								- 解1:optional_packages/fancyhdr.sty を kiban_c.tex と同じフォルダーに移動する。
 
								- 解2:最新の TeXLive 2017 または MacTeX 2017 をインストールする。
 
							
					 
					- ! LaTeX Error: File `lineno.sty' not found. というエラーが出る。
							
								- 解1:optional_packages/lineno.sty を kiban_c.tex と同じフォルダーに移動する。
 
								- 解2:最新の TeXLive 2017 または MacTeX 2017 をインストールする。
 
							
					 
					- その他のエラー
						
							- 科研費LaTeXのFAQを見てください。
 
							- 科研費マクロ&LaTeX掲示板を見て検索し、それでもわからない場合は掲示板に投稿してください。
 
						
					 
				
		
		2021-08-04 Taku Yamanaka