Overleafで日本語を使う方法
初期設定
以下は、「インストールいらずのLATEX入門―Overleafで手軽に文書作成」(東京図書)を書かれた
坂東 慶太氏に教えていただいた方法です。
- 用いる科研費LaTeXのzipファイルをダウンロードする。
- Overleafに入る。アカウントの設定などをしていなければ、行う。
- 左のメニューの[新規プロジェクト]をクリックし、
[プロジェクトのアップロード]をクリックし、ダウンロードしたzipファイルを選ぶ。
- 左上のOverleafのアイコン(6のような葉っぱ)の下の書類のアイコン(新規ファイル)を選んで、"latexmkrc" という名前のファイルを作る。
(latexmkrc.tex ではなく、単に latexmkrc)
-->
- latexmkrc をクリックし、中身として次の6行をコピペして入れる。
$ENV{'TZ'} ='Asia/Tokyo';
$latex ='platex';
$bibtex ='pbibtex';
$dvipdf ='dvipdfmx %O -o %D %S';
$makeindex ='mendex %O -o %D %S';
$pdf_mode = 3;
- 左上隅のOverleafのアイコン(6のような葉っぱ)をクリックし、下に伸びるメニューの "設定" の下の
"コンパイラ" として [LaTeX] を選ぶ。
--->
- メニューの外をクリックして、メニューを閉じる。
- [リコンパイル]を押すと、日本語のLaTeXソースがタイプセットされる。
タイプセットするファイルの変更方法
科研費LaTeXの場合、編集するのは、"kiban_a.tex", "dc.tex"などのように"egg_"がつかない名前のファイルです。
参考のために、例が豊富な"egg_kiban_a.tex", "egg_dc.tex" をタイプセットする場合は、次の方法で
タイプセットするファイルを切り替えます。
- 左上のOverleafのアイコンをクリックし、下に伸びるメニューの Settings の下の "主要文書" を
egg_kiban_a.tex, egg_dc.tex などに切り替える。
- メニューの外をクリックしてメニューを閉じる。
- [リコンパイル]を押すと、egg_ で始まるファイルがタイプセットされる。
科研費LaTeXで申請書を書く場合は、egg_ で始まるファイルは例として残しておき、タイプセットするファイルを
kiban_a.tex, dc.tex などに戻して、こちらを編集することを強くお勧めします。
Updated: 2025-03-03 山中 卓 (KEK)