日時と場所
- 2005年4月27日(水) 10:30 - 12:45
- 日本学術会議601
出席者
- 福山、永宮、犬竹、山中、兵頭、潮田、榊、盛永、小嶋、山崎、前川、植田、黒川、北原 (席の順、上からみて時計回り)
報告と議事
- Rio Conference on Women in Physics (福山)
- IUPAP 総会 (福山)
- IUPAP 25th General Assembly が2005年10月26-28日にCape Town, South Africaで開かれる。
- Affiliated Commission on Medical Physicsを作る提案, エネルギー、ナノサイエンスなどのWorking Groupの報告, ICFA, IUPAP Prize, 次期委員、visa問題、Ethicsの問題などについて議論される。[議題案]
- World Conference on Physiscs and Sustainable Development (福山)
- World Conference on Physics and Sustainable Developmentが 2005年10月31日-11月2日に Durban, South Africaで開かれる。
- 世界物理年日本委員会「南ア会議準備会」が3月7日に開かれ、教育と環境について日本からメッセージを送ることになった。(北原)
- エネルギーと環境のテーマ
- Energy and Environmentのセッションのorganizationを、Judy Franzから日本に頼まれている。議論の後、具体的にどういうことを要求されているのか、潮田氏がFranz氏に確認し、その後、IUPAP専門委員会から、北原氏(国際物理年日本委員会)を通してorganizerを推薦することになった。候補者は、犬竹氏と、榊氏が推薦する人。
- 潮田氏がJudy Franzに確認したところ、求められているのは、Energy and Environment SessionのProgram Committeeのメンバーである。正式には北原委員長が窓口となって犬竹氏を推薦すると伝えた。(4/29 後記)
- 応用物理学会では、日本のエネルギー問題への取り組みを紹介するパンフレットを作成して配布する予定。(榊)
- 犬竹氏は、高部氏(物理)、岸田氏(応物)と相談しながらorganizationの準備を進める予定。
- 物理教育のテーマ
- 物理学会からは、高部氏を中心に発表内容を検討中。???
- 応用物理学会からは、技術教育などについて、発表をする予定。(榊)
- 国際物理年 (北原)
- Launch Conferenceが2005年1月12-14日に開かれ、日本から5名の大学生が出席。[メールマガジン]
- AAAS (American Association for the Advancement of Science) 総会が2005年2月20日に開かれ、北原が出席した。[メールマガジン]
- 光のリレープロジェクト
- これについて、「竹島問題」が浮上したが、この企画を政治的目的に使わないという声明に合意し、かつ日本と韓国に同時に「光」が届くようにして解決した。
- 日本では、企画の趣旨をふまえた現実的案を作った。実際の参加者数は5千人弱で、物理屋と市民のつながりにも寄与できた。(植田)
- ただし、こうしたボランティアの企画を自由にできる雰囲気を、日本委員会では大切にしてほしい。(植田)
- 世界物理年春のイベント「物理・ひと・未来」が2005年4月25-26日に東京で開かれた。
- 市民とのつながり (議論)
- 小中高の教師などを結ぶ草の根のネットワークがあまりないことが、今回、世界の物理年の企画を行う上でわかった。
- 議論の後、物理屋と、物理に関心のある子供、大人、教師を結ぶための部会を、物理学会と応用物理学会で共同して作ることを、両学会に提案することになった。物理学会には前川理事、応用物理学会には榊氏が提案する。
- インド研究者の日本入国 visa問題(黒川)
- 状況は全く変わっていない。KEKでは、3ヶ月以上の滞在滞在のビザが、研究所だけではなく大学の人や学生に対しても出されていない。(黒川)
- 先端的な大型研究施設やプロジェクトを、世界の科学の拠点として世界の科学者に開いていくべきであるのに、このようにビザが発給されない状況は、品位ある文化国家として大きな問題である。
- しかし、物理学会は、この問題を取り上げないとの返答をした。
- Petroff IUPAP President から、日本のビザ問題について相原氏と黒川氏に問い合わせがあり、黒川氏が状況の説明をした。
- 議論の後、Petroff氏から日本政府への働きかけを、国内からIUPAP専門委員会が後押しすることになった。これに際し、学術会議の運審を通すべきかどうかについては、北原氏が事務局と相談する。
- 28日開催の全体会議において、「IUPAP会長からの活動を学術会議 が後押しするのではなく、まず学術会議が政府に働きかけ、それと歩調を合わせてPetroff会長から手紙を出してもらう」に変更された。(福山、後記)
- 次期 IUPAP 委員の推薦
- 5月14日までに名前をformに記入して提出、福山委員長がリストをまとめ、確認後北原氏に提出、役員会で承認を得る。
- 現在わかっている、次期委員の案については、下の各コミッションの報告を参照のこと。(敬称略)
Commission の報告
- C2 (盛永)
- C3 (西森, 欠席)
- C4 (村木、欠席)
- C5 (福山)
- C6 (伏見、欠席)
- C8 (榊)
- ICPS2006 - 28th Interntational Conference on the Physics of Semiconductors は、2006年7月23-28日にVienna, Austriaで開催される。
- 次期委員:榊 (委員長になる予定)
- C9 (前川)
- ICM2006 - International Conference on Magnetism が2006年8月20-25日に京都で開かれる。IUPAP sponsershipを申し込んだ。
- 次期委員: 未定
- C10 (寺倉、欠席)
- C11 (山中)
- Lepton Photon 2005 が2005年6月30日-7月5日にUppsla, Swedenで開かれる。Commission meetingもそのときに開かれる。
- 次期委員:山中
- C12 (永宮)
- INPC2007 - International Nuclear Physics Conference を2007年に東京で開催する。IUPAPと学術会議のサポートの内諾を得た。
- Ad Hoc Committee on International Cooperation in Nuclear Physics を2005年8月に行う。OECDからオブザーバーが出席する予定。
- 次期委員:未定
- C13 (黒川)
- C14 (兵頭)
- World View on Physics Education 2005: Focusing on Change が2005年8月21-26日にNew Delhi, India で開催される。
- International Conference on Physics Education - Basic Physics for All を2006年に日本で開く予定。
- 次期委員:兵頭
- C15 (山崎)
- XXIV ICPEAC International Conference on Photonic, Electronic and Atomic Collisionsが 2005年7月20-26日に Rosario, Argentinaで開かれる。Commission meetingはその会期中(7月22日)に開かれる。
- 次期委員:山崎
- C16 (犬竹)
- XXVII ICPIG 2005 - International Conference on Phenomena in Ionized Gases が2005年7月17-22日に、Eindhoven, The Netherlandsで開かれる。
- 13th ICPP - International Congress on Plasma Physics は2006年にKiev, Ukraine で開かれる。
- 14th ICPP は2008年に九州で開かれる予定。
- 次期委員:伊藤 早苗(九大)
- C17 (植田)
- IQEC and CLEO-PR 2005 - International Quantum Electronics Conference, and Conference on Ultrahigh Intensity Lasers が2005年7月11-15日に東京で開かれる。
- World Year of Physics のサテライト会議を、その1週間前に日本女子大で行う。
- ICUILがIQECの1週間前に開かれる。
- Commission meetingはIQECの開催中に開かれる。
- 次期委員:未定だが、植田が委員長になる可能性大。
- C18 (小嶋)
- C19 (小山、欠席)
- C20 (高田、欠席; メールにて報告)
- CCP2006 - Conference on Computational Physics が2006年9月5-8日にSeoul, 韓国で開かれることが正式に決まり、IUPAPスポンサーシップを申請する。
- 次期委員:岡部 豊(東京都立大、凝縮系理論)
その他
- 次回のIUPAP専門委員会は2005年9月5日(月) 10:30。
- 提案議題は8月29日(月)までに福山委員長にお送り下さい。
- 委員会を欠席する場合は、コミッションの報告を、9月2日(金)までに福山委員長と山中幹事にE-mailでお送りください。