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Anaconda Python

Pythonは、単純でありながら非常に強力な言語です。様々な機能のモジュールが用意されており、 Cなどで書くよりもはるかに少ない行数で目的を果たすことができます。 また、コンパイルする必要がないために、試しながらプログラムを書き進めることができるのも利点です。 私も、最近はほとんどPythonでプログラムを書いています。

Pythonで科学的な計算やグラフ描きをするには、 IPython (Interactive Python)と、 numpy, scipy, matplotlibなどを使うのが便利です。 ただし、それらを含め様々なPythonのパッケージを入れようとすると、 実は種々の依存性があり、苦労します。 昔はEnthoughtがまとめたものを紹介していましたが、Terminalから動かすことが主な我々にとっては、 Anacondaの方が柔軟性があって使いやすいので、Anacondaに切り替えました。

Anaconda Pythonの入れ方

  1. Anacondaのページに行き、 [Graphical Installer]をクリックします。 v2.7 か v3.6 かは、よく使う方を選んでください。 あとで別のversionを付け加え、切り替えたりできます。
  2. Anacondaのパッケージをダブルクリックして、インストールします。
  3. もしEnthought Canopy のPythonを過去に使っていた場合は、~/.bash_profile の中の
     VIRTUAL_ENV_DISABLE_PROMPT=1 source /Users/taku/Library/Enthought/Canopy_64bit/User/bin/activate
    				
    の頭に「#」をつけて、コメントアウトしてください。さもないと、ipython が正しく動きません。
  4. Anacondaは ~/.bash_profile に ~/anaconda/bin を $PATH に加えます。その変更を有効にするために、 Terminalのウィンドウを閉じ、新たなウィンドウを開きます。
  5. ほとんどのパッケージは標準で入って来ますが、新たに付け加えるには、Applications/Anaconda-Navigator を 立ち上げ、「Environments」から必要なパッケージを入れてinstallします。

自分で作ったPythonのmoduleの置き場所

よく使う、自分で作ったPythonのモジュールを一ヶ所のまとめておくと、 どのdirectoryからでも import できます。

  1. 例えば、次のようにして専用のdirectoryを用意します。
    	$ mkdir -p ~/local/python/modules
    				
  2. ~/.bash_profile の最後に次の行を追加します。
    export PYTHONPATH=~/local/python/modules:${PYTHONPATH}
    				
    Pythonの中で
    import hoge
    				
    とすると、pythonを立ち上げたときのdirectory, $PYTHONPATH に設定されたdirectories の順にhoge.py(c)を探します

Enthought CanopyとEnthought Pythonの削除のしかた

  1. ~/Library/Enthought 以下のdirectoryを消す。
  2. ~/.canopy 以下のdirectoryを消す。
  3. /Applications/Canopy.app を消す。

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2017-06-30 Taku Yamanaka