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論文博士の審査の過程
課程博士 or 論文博士
博士後期課程3年を終え、単位取得退学した者は、修了後3年以内ならば
課程博士と同じ扱いで手続きを行う。
手順
- 教授は、論文博士の主査になるかどうか決める。
- (大阪大学学位規定(2006年度大学院便覧p.53~)によれば、まず審査の申請があってからものが始まるが、実際には申請する前に打診されたり、教授自身が他大学の学生に阪大の学位を勧めることが多い)
- 主査となる予定の教授は、5人委員会の委員を選定する。
- 主査は阪大の教授であること。(慣例)
- 5人委員会は、次の3つの条件を満たすこと。
- 基幹講座の教授1名以上含む(慣例)
- 教授3名以上を含む(慣例)
- 理学研究科教授2名以上を含む(大阪大学学位規定第9条の2)
- (5人委員会は物理学専攻の慣例であるが、審査委員会にそのまま移行するため、審査委員会に対する条件を課すのが妥当)
- 5人委員会を開いて、内審査を行う。
- 内審査の1週間以上前に、博士論文を審査員に渡す事。
- 内審査は非公開。
- 内審査では口頭発表、質疑応答を行う。
- 内審査の後、申請者は、指摘された内容の修正などを行う。
- 大阪大学学位規定第11条によれば、公聴会以前に、学位論文に関連のある科目および2種類の外国語について、 口頭試問または筆答試問を行い、本学大学院の博士課程を修了した者と同等以上の学力を有する事を確認しておく、とある。しかし、論文が英語で書かれている場合は、通常特別な試験は行っていない。(慣例)
- 学力確認の試験結果、試験、答案を大学院教育教員に渡す。
- 博士論文の内容が、公式の審査委員会にかけてよいレベルに達したと主査が判断した段階で、学位審査の正式な手続きを始める。締め切りは通常、研究科委員会の3週間前。
- 申請者は、納付書により、審査手数料を事前に銀行の窓口に納める。(2005年4月現在、審査手数料は57,000円。)
- 申請者は、学位申請の書類一式を理学研究科大学院掛に持って行き、書類の下見をしてもらう。
- 書類に不備がないと確認された段階で、研究科委員会の3週間前までに、申請者は大学事務局の研究推進係に出向き、学位申請を行う。
- 主査は、研究科委員会の3週間前までに、大学院掛を通して総長宛に、審査委員(5人委員会委員と同じ)への「審査付託」を申請する。
- 理学研究科委員会において、付議された「審査付託」を了承する。
- その後、約3ヶ月後にある次の理学研究科委員会の、3週間前までに、本番の審査(公聴会)を行う。
- 公聴会の日程を決めたら、主査はそれを大学院教育教務委員(山中卓)に知らせる。
- 大学院教育教務委員は、公聴会の1週間以上前にそれを掲示、web, Emailなどで公示する。
- 審査(公聴会)の結果を、主査は大学院教育教務委員と大学院掛に報告する。報告は、理学研究科委員会の3週間以上前。
- 理学研究科委員会において、学位授与の審議と票決を行い、その直後に開かれる研究科・学部合同教授会で一括承認を行い、事務局への報告とする。
提出期限
- 博士学位申請書、および審査結果の報告の提出期限については、大学院教育教務委員(山中卓)に確認すること。大学院教育教務委員は、締め切りについて、大学院掛に教えてもらっている。
- 2007年の春に審査し、夏に学位を授与する場合
- 2007年2月2日 総長への学位申請と、審査付託申請
- 2007年3月8日 研究科委員会にて審査付託を了承
- 2007年5月17日 審査結果の要旨等を提出
- 2007年6月14日 研究科委員会にて学位授与決定
- 2007年の夏に審査し、秋に学位を授与する場合
- 2007年5月10日 総長への学位申請と、審査付託申請
- 2007年6月14日 研究科委員会にて審査付託を了承
- 2007年8月16日:審査結果の報告
- 2007年9月13日 研究科委員会にて学位授与決定
- 2007年の秋に審査し、冬に学位を授与する場合
- 2007年8月9日 総長への学位申請と、審査付託申請
- 2007年9月13日 研究科委員会にて審査付託を了承
- 2007年11月15日:審査結果の報告
- 2007年12月13日 研究科委員会にて学位授与決定
- 2008年初めに審査し、春に学位を授与する場合
- 2007年11月8日 総長への学位申請と、審査付託申請
- 2007年12月13日 研究科委員会にて審査付託を了承
- 2008年2月12日 審査結果の報告
- 2008年3月6日 研究科委員会にて学位授与決定
2007-03-06 Taku Yamanaka