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3) 個別インストール

3.1) W32Tex

インストール

     ○1 Texの最新版アーカイブとTexのインストーラー(texinst754.zip (050506 現在)をダウンロードします。

      角藤氏のサイトから得られるが、混んでいるのでミラーサイトからダウンロードするのがよいでしょう。

     注: 最新版を入れること。最新版は旧版の複数のファイルをまとめてある場合があり、旧版と新版を混合してはいけません。

     ○2 Texアーカイブをダウンロードする収納場所を D:\Downloaded_Files\tex\archives\ とします。

     名前は何でもよいのですが、空白を含まないようにしないと、後述の○5のステップが働きません。

     ○3 ディレクトリー D:\usr\local を作ります。(必ずしもDディレクトリーである必要はありませんが、以下はDディレクトリーと仮定します。)

     ○4 texinst754.zip を Lhaca などの解凍ツールで解凍し、D:\usr\local に展開します。

(texinst754.zip のヴァージョン番号は常に更新されますが、インストール方法は変わらないと思います。)

 このとき、texinst754.exe, gzip.exe, tar.exe などアーカイブ関係のコマンド群も展開されます。

 ○5 コマンドプロンプト窓から次の命令を実行します。

  cd /d D:\usr\local

/d オプションはD:\以外のディレクトリーの何処かに居るときに必要です。次に先にダウンロードした tex ファイルアーカイブを解凍インストールします。

  D:\tex>texinst754 D:\Downloaded_Files\tex\archives

D:\usr\local フォルダーの中に、ダウンロードしたTexアーカイブが解凍インストールされます。

このとき、D:\usr\local\フォルダー内に"bin\"と"share "フォルダーが作られます。"bin\"の中に、Texの命令群が、"share"の中に Tex のさまざまなプログラムやフォントなどが収納されます。

 ○6 gzip.exe,tar.exe などのアーカイブ関係のコマンド群は後にも役に立ちますので

copy *.exe bin

を実行してパスの通ったところに移します。

◎ アンインストールの方法

 TeXはウィンドウズのレジストリーは使いませんので、D:\usr\local 内の"bin"と"share"以下のファイルを全て削除し、環境変数を元に戻すだけです。


◎ システム環境変数を設定する。

     マイコンピュータ右クリック)―(プロパティ)―(詳細設定)―(環境変数)画面を出します。

    システム環境変数 (マルチユーザーの場合はーザー環境変数) の中から、PATHを選び「編集」をクリックします。

  ;D:\tex\bin;D:\gs\gs8.51\bin;D:\gs\gs8.51\lib

を最後に付け足します。最初がTeX、2,3番目が Ghostscript (versin 8.51) のための設定です。2番目以降は、論理的にはそれぞれのプログラムをインストールしてから設定するのですが、面倒なのでついでにここで設定してしまおうということです。

注:  Ghostscriptのヴァージョンにより、gs8.51のヴァージョンナンバーを変える必要があります。

以前は、GSLIB、TEXMFMAIN、TEXMFCNFなども設定しなければなりませんでしたが、最近はPATH環境変数のみ設定すれば良いようになっています。古い設定がある場合は除去しましょう。残しておくと悪さをする場合があります。

 Texの動作テスト

○1 PDFファイルやPSファイルはこれだけで作れます。たとえば次のように簡単な数式を出す tex ファイルをメモ帳などのエディターで作ってみます。

\documentclass{article}

\begin{document}

これはテストサンプルです。

$$ \int \frac{dx}{a^2+x^2} = \frac{1}{a}\tan^{-1}\frac{x}{a}$$

\end{document}

○2 これを sample.tex という名前で、 D:\tex に入れます。

○3 次にコマンドプロンプト窓で

cd /D D:\tex

でD:\tex に移行します。

○4 次に

platex sample

と打ち込みます。幾つかのメッセージの後、"D:\tex> " というプロンプト (下図12行目) が帰ってくれば無事に通った証拠です。これでもう dvi ファイルができているのですが、後述の dviout をインストールしないと閲覧はできません。さらに

dvipdfmx sample

と打って同じようにプロンプトが帰ってくれば pdf ファイルができたことを示します (下図最下行) 。

  

○5 Adobe Reader (旧名:Acrobat Reader) で、sample.pdf を開いて

のような表示画面が出れば成功です。

コマンドプロンプト窓で、 "start sample.pdf" と打ち込んでも同じです。

○6 dvipsk sample

と入力するとポストスクリプトファイルができますが、これは後述の Ghostview を入れれば見られます。 

 
3.2) Ghostscript、Gsview

  GhostScript は必須です。Gsviewはポストスクリプトファイル閲覧用のソフトで絶対必要というわけではありませんが、あると便利ですし、ポストスクリプトファイルからPDFファイル作ったり、画像のJPEGファイルに変換したりすることもできるので、入れておく方がよいでしょう。

 ○1 堀田氏のサイト、 もしくは近傍のRinGサーバーなどから gs851w32full.zip と gsv47w32.exe をダウンロードします。

上記のgsパッケージはすでに日本語化されています。

      この順序でインストールを行います。

 ○2 gs851w32full.zip を Lhaca などで展開します。できたフォルダーの中の setupgs.exe をダブルクリックして実行します。インストール場所を聞かれたときは たとえば「D:\usr\local\gs」  を指定します。

 ○3 次に gsv47w32.exe を実行します。インストール場所を聞かれたときは  「D:\usr\local\ghostgum」 を指定します (\は逆スラッシュになっているかも知れません) 。なお、その前に

Associate PDF(.pdf) files with GSview

にチェックマークを入れる場面がありますが(デフォルトは空白)、ここは空白のまま残しておくように推奨されています。日本語を含むPDFファイル表示に難があり、本家のフリーソフトAdobe Reader を使う方がベターです。

  ◎ インストール後の設定と確認作業

○1 環境変数の設定

W32Tex の」インストールの際、既に設定しましたが、ここで設定する場合は

マイコンピュータ右クリック)―(プロパティ)―(詳細設定)―(環境変数)画面を出します。

    システム環境変数 の中から「編集」をクリックします。PATHを選び

    ;D:\gs\gs8.51\bin;D:\gs\gs8.51\lib

を最後に付け足します。

★ マルチユーザーの場合はユーザー環境変数欄で、「変数」に既にPathがあるときは、それを選んで「編集」ボタンを、無いときは「新規」をクリックして出る画面で

「変数名」欄に"Path"を、「変数値欄」に上と同じ環境変数を入れます。

○2 Ghostview を開き、「Option」メニューから「Advanced Configure」画面を表示し


Ghostscript Options の窓に

-dWINKANJI

を追加します。これは縦書き日本語を綺麗に表示させるための設定です。

○3 日本語テスト: 

gsview32 を起動。"d:\gs\gs8.51\kanji" 内の "article9.ps "を選び日本国憲法第九条を確認します。

○4 グラフィックテスト: 

gsview32 を起動。"d:\gs\gs8.51\example" 内の "tiger.eps" を開き、かの有名な"寅さん"の絵を確認します。

○5プリンター設定: 「File」-「Print」で印刷画面を出します。「Print Method」は、通常「Windows GDI Printer」 を選んで良いでしょう。印刷してみてカラーが出ない時は、「setting」で「Full Color」をチェックします。


 アンインストールの方法

ウィンドウズの標準方法、すなわち「コントロールパネル」「プログラムの追加と削除」から行います。


3.3) DVIOUT

◎ インストール

    ○1 DVIの開発元から tex317w.zip をダウンロードします。

○2  実行して、D:\usr\local\dviout フォルダーに展開します。

○3 dviout.exe のショートカットを作ります。実行してdvioutを起動します。

   Font path is not set. Install fundamental parameters ?  と聞かれるので

「はい」と答えます。

○4 標準プリンターのダイアログが出るので、解像度を600bpi(私の使用しているCanon BJ F870の場合)(デフォルトは300bpi)と設定して「Next」をクリックします。


○5 フォントの収納場所指定です。最初はブランクです。

「Guess」ボタンを押すと

自動的に探すかと聞いてくるので「はい」と答えると、フォントの収納場所が自動的に入ります。推測でも入らないときはデフォルト値を入れましょう。

TEXROOT:の窓には

D:\usr\local\share\texmf\fonts

が、

  TEXPK:の窓には 

^r\tfm\\^s^tfm;^r\pk\\^s.^dpk;^r\vf\\^s.vf;^r\ovf\\^s.ovf;^r\tfm\\^s.tfm

が多分入るはずです。これはそのままで「Next」をクリックします。

  注: 上の例の印刷文字がカーニング(字詰め)のため、「;」が「,」に見えることがあります。注意しましょう。

○6 ファイルの関連づけを行います。最初は空白のはずです。

「gen」ボタンクリックすると

自動的に探すかと聞かれるので「はい」と答えます。自動的に下のように入るはずです。(この時点では「gsx」窓は空欄です)。


`D:\usr\local\bin\mktexpk.exe --dpi ^d --bdpi ^D --mag ^M ^s

手で入れる時は先頭にバッククオート「‘」が必要なことに注意しましょう。

○7 次に「gsx」ボタンをクリックして同様に入れます。ここも自動的に入りますが、ダウンロードして解凍したフォルダー等が残っていて、ファイルが二つ以上存在するときは、例えば

D:\DOWNLO~2\Tex\gs&gsv\GS851-~1\gs8.51\bin\gswin32c.exe

のように間違った方を指定してしまう可能性があります。そのときは Ghostview の実行ファイル gswin32c.exe の存在する場所の絶対パスを手で入れます。

   D:\usr\local\gs\gs8.51\bin\gswin32c.exe 

と入れます。バッククオートは不要。次に「Finish」をクリックして終了します。

◎ 確認作業(DVIOUT)

○1 dviout を起動。「file」-「open」から、test_a4.dvi, test_b5.dvi を開き正常かどうかチェックします。またプリントしてみます。下図はtest_b5.dvi を表示したものです。

○2 PS画像テスト: あらかじめ、gs\gs8.51\examples の中から tiger.eps, golfer.eps を dviout/GRAPHIC/ PS/ の中へ tiger.ps, golfer.ps という名前でコピーしておきます。

その上で dviout のGRAPHIC/PS/ フォルダーにある epsdoc.dvi を開きます。

3ページ目にゴルファー(黒白)と虎(カラー)の絵が出るはず。カラーが出ないときは「Option」-「Setup Parameters」-「Graphic」-「GIF」でBMP(full color) を選び、「save」「適用」ボタンを押します。

○3 DVI画面を適当なサイズに納めるには、「Option」「Setup Parameters」「Display」画面で、Start パラメータ入力窓にで、水平、垂直スケールともたとえば 4-->8, 4-->8 とスケール変更し、「save」「適用」ボタンを押します。

◎ アンインストールの方法

DVIOUTを起動し「Option」メニューから「アンインストール」を選択すれば、レジストリーの記録が削除されます。その後、\dviout以下のファイルをすべて除去します。


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