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Texのインストール法(ウインドウズXP)

020620記入、090128更新(*access count*)

目 次

1) イントロダクション

2) "Texインストーラ"による一括インストール

3) 個別のインストール

3.1) W32Tex

3.2) GhostScript 、GSView

3.3) DVIOUT

4) Tex エディターのインストール

4.1) LabEditor

4.2) WinShell

5) リンク

1) イントロダクション

 Tex (テフが本来の読み方のようですが、テックと読む人も多い) は、複雑な数式、化学式、表、画像を含む文書を処理して、整形清書する組版ソフトウェアです。米国スタンフォード大学のドナルド・クヌース (Donald Knuth)氏により開発されました。数式の美しさは他の追随を許さず、文章組み版の仕上がりも美しいため、Tex は、米国数学会をはじめとする多くの理系学会の公式出版形態として公認されており、商用出版社でも、最近はTex で組んだ文章をそのまま採用する所も出ています。テキストファイルであるため機種依存性が無く、フリーであるため誰でも容易に使えます。LaTex は、DEC社のレスリー・ランポート (Leslie Lamport )氏の開発による、マクロを使ったTex 機能強化版ですが、使いやすくて普及したため、Tex と LaTex とはほとんど同義語です。

◎ Texの使い方についての解説は、奥村氏の「LaTex2ε: 美文書作成入門がお薦めです。また、Texや関連ツールに関する詳しい最新情報が奥村氏主催のウエッブサイト「FAQコーナー」から得られます。

◎ 必要なパッケージは、W32Tex (角藤氏により移植された日本語ウインドウズ版 Tex) , Ghostscript, dviout, Ghostview (略して GSview ), LabEditor (もしくはWinShell) の5種類。

  Ghostscript はフォント、Dvioutは日本語対応のTexプレビューアーで共に必須です。Ghostview (オプショナル)は PS(ポストスクリプト)ファイルを読むのに必要。LabEditor (オプショナル)は、Texファイルを編集し、platexで dvi ファイルに変換などするための便利なツールです。エディターとしては、 他にもWinShell や秀丸など多々あります。
W32Tex , Ghostscript, Ghostview, dviout, LabEditor は5つの独立なパッケージですが、この順にインストールするのが便利です。 dviout と Ghostview のインストールは、Ghostdcript の後に、LabEditor のインストールは最後に行う必要があります。LabEditor のインストール自体は先でもよいのですが設定は最後になります。

◎ ftp 版Texのインストール法解説については、「WindowSへのインストール」が簡潔で判りやすいでしょう。ただし、Texアーカイブは古いこともあるので最新版について「 角藤さんのサイト」を参照してください。「トニーさんによる解説 」は懇切丁寧です。

◎ ここでは、ウィザード形式の"Tex インストーラ" によるTex , Ghostscript, Ghostview, dviout の一括インストールを最初に解説し、次に個別のインストールと設定確認法を述べ、最後にTexエディターのインストールについて述べます。

   

2. "Tex インストーラ" による一括インストール

◎ "Texインストーラ3"は、Texエディター以外の全てをまとめて、基本的に「次へ」ボタンを押していれば良いだけのウィザード形式でお手軽に一括インストールしてしまうプログラムです。環境変数設定までしてくれるなんて感激です。

◎ 開発元から、"Texインストーラ"の最新版 (ファイル名 kakuto3_060.zip :080130 現在)をダウンロードして、Lhaca 等で展開してできるファイルの中から "kakuto3.exe"を実行します。

◎ インストール画面が立ち上がりますので、「次へ」を押します。

◎ インストール設定画面が出ますので、ファイル保存場所とインストール先を指定します。

インストール先は既定では、"C:\tex"ですが、私は、"D:\usr\local\"にしています。ダウンロード元のURLはプルダウンメニューで選べますが、とりあえずこのままで行きます。

◎ 以下、dviout, GhostScript, GSView のダウンロード元も指定します。

◎ 「次へ」を押すと「ファイル情報取得中」の画面を経て

◎ インストールファイルの選択画面になりますので、

◎角藤さんの推奨リストを参考にして、欲しいファイルをチェックします。

角藤さんの推奨ファイルリスト

最小インストール

latex.tar.gz、 mftools.tar.gz、 platex.tar.gz、

ptex-3.1.8-w32.tar.gz、 web2c-7.5.4-lib.tar.gz、

web2c-7.5.4-w32.tar.gz

標準インストール 最小インストールに付け加えて、 

dvipdfm-w32.tar.gz、 dvipsk-w32.tar.gz、

jtex-1.9.1-w32.tar.gz、 ltxpkgs.tar.gz、

makeindex-w32.tar.gz、 manual.tar.gz、 oldformat.tar.gz、

oldinputs.tar.gz、 pdftex-w32.tar.gz、 t1fonts.tar.gz、

timesnew.tar.gz、 txpx-pazofonts.tar.gz、 vf-a2bk.tar.gz

フルインストール

 

"otf.tar.bz2" 以外の全項目

なお、収納場所にファイルがダウンロードされていない状態では「無い」が表示されますが、すでにファイルが収納されていれば、そして最新であれば「最新」表示されます。右側の dviout, GhostScript, GSView に関しては最新の欄にチェックを入れます。

 エラー表示が出たファイルのチェックは、はずしてください。それが必要ファイルならば、やり直しです。

○ なお、「高度な設定」ボタンを押して出る画面で、「ダウンロードしたファイルをインストール」にチェックが入っていることを確認します。ダウンロードしてもインストールしたくないファイルは、「インストールするファイルを以下で指定」にチェックを入れ、インストールしないファイルのチェックをはずします。ここでは、otf.tar.bz2をはずしています。

◎高度な設定で「OK」、インストールファイルの選択画面で「次へ」を押します。

◎ jsclass のクラスファイルを選択するか、決めてから「次へ」を押します。

◎ 「次へ」を押すとダウンロードが始まります。

注: 一度失敗して2度目の試行ならば、わざわざもう一回ダウンロードせずに、インストール設定画面で、「ネットワークを使わない(ローカルファイルからインストール)」にチェックを入れてやれば良いはずと思ったのですが、それは何故かうまく行かず、再びダウンロードしてインストールして初めて成功しました。

◎ W32Tex のダウンロードが終わると、インストールが開始され、それも終わって出る次の画面は、 GhostScripr のインストール設定画面です。

注: W32Texのインストールが失敗した場合でも、引き続きこの画面が出ます。

インストール場所は、既定でも構いませんが、Tex 関係のフォルダーは一カ所にまとめるという方針で、"D:\usr\local\gs" とします。「All Users」と「Use Windows True Type fonts ・・・・・」にチェックを入れます。

◎ 「Install」 ボタンを押すと、インストールされるGhostScript のファイルが流れるように画面に出ます。

終了すると、次は GSView のインストール設定画面が出ます。

◎ 言語は英語を選択します

◎ 次の関連づけ画面では、PDFファイルを GSview には関連づけないように推奨されています(既定)。日本語を含むPDFファイル表示に難があり、本家のAdobe Reader (旧 Acrobat Reader) の方がはるかに速いからです。

◎ 収納場所を設定します。(既定の"C:\Program Files\Ghostgum"でも構いません)

◎ 「Next」を押すと、 インストールされる GSview ファイル群が流れるように画面に出て、終了すると dviout のインストール設定画面が出ます。 その時点で、後ろに隠れているインストール画面(ずっとインストールの流れを表示していたが、なかなか落ち着いてみる機会がなかった)を見ると、それまでのインストール状況が表示されます。下の例では全てが成功と出ています。

dviout 画面で、インストール場所を指定します。「OK」を押すと dviout のインストールが始まり最後に完了画面が出ます。

◎ インストール完了です。全てが成功したとの表示が出ています。

◎ 完了ボタンを押すと再起動するように要請されますので、再起動します。

◎ インストール後の確認設定作業。

 インストール後の設定については、後の個別設定の解説で詳しく述べますが、とりあえず動作させるためにチェックする項目だけ挙げておくと、

★1 環境変数のチェック: 

「マイコンピューター」右クリック-「プロパティ」-「詳細設定」-「環境変数」選択で出る画面から、"Path" を選択して「編集」ボタンを押して出る次の画面で

"D:\usr\local\bin;D:\usr\local\gs\gs8.51\bin" が登録されていることを確認します。無いときは、この通り入れましょう。一つ一つのパスの終わりにセミコロン";"を入れることを忘れないようにして下さい。

★2 GSview を起動して 「Options」-「Advanced Congifure」 画面で、"Ghostscript Options" 欄の最後に " -dWINKANJI" (-d の前にスペース)を入れましょう。PSファイルを関連づける時は、[Associate .ps files with GSview] にチェックをします。

★3 dviout の 「option」-「Setup Parameters」-「Graphic」画面で、「GIF」欄を"BMP(full color)" としましょう。こうしないとカラーが黒白となります。「save」-「OK」とボタンを押して保存します。

◎ 以上で設定は終わりです。テスト方法については、次ページ個別の解説を参照してください。

◎ アンインストール法

1) 「コントロール」パネルから、"AFPL Ghostscript 8.51"、"AFPL Ghostscript Font"、 "GSview"  をアンインストールします。

2) dviout 起動画面から、「Options」-「Uninstall」 を選定してアンインストールします。

3) "\user\local"をフォルダー毎削除します。

4) 環境変数から D:\usr\local\bin"、"D:\usr\local\gs\gs8.51\bin を削除します。(削除しなくても構いません。)

私の最初の経験:

1) ダウンロードしたファイルを収納すべき場所 (D:\Downloaded_Files\tex\archives) が空の状態での、ダウンロードインストールは、W32Texについては失敗し、GhostScript、GSview、dviout のインストールと環境変数登録は成功しました。

Texインストーラ3の "kakuto3.exe"と同じ所にある"kakuto3.log"ファイルをチェックしたところ、ダウンロードには成功していましたが、インストールは全てのファイルで失敗していました。"D:\usr\local"の中には、"W32Tex" 関連のファイルは何もインストールされていませんでした。

2) この時点で、インストールに必要なファイルは全てダウンロードされていますので、次は「ネットワークを使わない(ローカルのファイルからインストールします」にチェックを入れて、W32texのみの再インストールを試みましたが、これはプログラムエラーで停止しました。"kakuto3.log"ファイルには何も情報が出ていませんでした。

3) そこで、もう一度ネットワークを使うインストールを試みました。この場合、ファイルリストは最新かつノーチェックマーク状態で現れました。dviout、GhostScript、GSview、は既にインストールされているのでチェックをはずし、"W32Tex"の必要ファイルにチェックを入れて、

後は第一回目と全て同じに進行して、今度は"W32Tex"のインストールに成功しました。

4) しかし、この場合、インストールすべきファイルは、既に全部ハードディスクに収納されているので、"Texインストーラー3"を再び使うよりは、"W32Tex"を単独でインストールする方が速くできます。やるべきことは、

1)"D:\Downloaded_Files\tex\archives" に収納したファイル群から、"\texinst" フォルダーの中身を全て"D:\usr\local" にコピーする。

2)コマンドプロンプト窓を開く

3)***>cd /d D:\usr\local で"D:\usr\local" に移動する。

4)D:\usr\local>texinst754 D:\Downloaded_Files\tex\archives を実行する。

の4つの作業のみで"W32Tex"のインストールは完了します。

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