TexファイルをHTMLファイルに変換するのが、TeX4htやここで取り扱う”LaTex2HTML”ソフトです。数式はGIFもしくはPNGファイルに変換して張り付けます。Perl Scriptで書いてありリナックス環境で使われることが多いようです。リナックス環境での日本語化パッチなどはこことここに出ています。日本語が扱えてかつウインドウズで使えるアプリケーションを見つけたので使用してみました。ただし、ユーザーがあまり多くないようで、簡単にインストールできてかつ安定に働くというにはほど遠いようです。結局、設定の煩雑さ、オプションの分かり難さ、そして最後にGIF画像の透明化のところで私は挫折し、TeX4htに移行してしまいました。
いずれ安定なものができるまでは、いろいろ試行錯誤が続くことでしょう。このメモはこうしたら動いたという一つの経験談です。阿部氏の解説丸写しなのですが、いずれまた使用するときの自分用メモのために当面の記録としてとどめておきます。
(製作: 030708)(*
*)
インストールの解説: LaTex2HTMLウインドウズ版のインストール法は阿部氏のサイトに(以下単にサイトという)詳しい解説が載っています。もう一つ参考にしたのはここです。
インストールに必要な準備
1)OS=ウインドウズXP
2)Texが入っていること。(Web2C-7.3.7 for Win32(pTeX-3.0.1)
3)ActivePerlがインストールされていること
4)GhostScript7.04+日本語パッチgs704-j-wapiが入っていること。
持ってくるべきファイル(サイトを参照してください)
jbigkit, libjpeg, libpng, librle, netpbm, tiff, zlib, giftrans, ack for Win32, Jcode-0.82.tar.gz, latex2html-2002-1.tar.gz(revision 1.68)ここからhttp://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html, Win32-1-36-zip
インストール法:
詳しい手順の解説がありますので、その通りに従えば良いのですが、一発OKとはいきませんでした。ここでは、こうしたら動いたという私の経験通りの手順を書いておきます。
1)ActivePerl は、"Program Files"のように空白の入ったディレクトリーにインストールするとうまく働きません。私はD:\Perlに入れました。
2)一時的なワークスペースに使う環境変数TEMPやTMPもウインドウズデフォルトでは、空白の入ったディレクトリー(Documents and Settings など)を使うので、やはり変更しておきます。
「マイコンピュータ右クリック」「プロパティ」「詳細設定」「環境変数」「ユーザー環境変数」で"TMP"と"TEMP"を「編集クリック」して変数値に、例えば、「D:\tmp」を指定します。これらは、リナックス環境では当たり前なのですが、ウインドウズではよくある失敗です。
3)画像変換ファイルを入れる。
jbigkit-xxx-bin.zip
libjpeg-xxx-bin.zip
libpng-xxx-bin.zip
librle-xxx-bin.zip
netpbm-xxx-bin.zip
tiff-xxx-bin.zip
zlib-xxx-bin.zip
を全て展開してbinフォルダーの中の実行可能ファイルを全てパスの通ったところ、(私の場合は D:\usr\local\bin)に置きます。
注: ファイルダウンロードの指定場所には libjpeg は置いてありませんでしたが無くても差し支えなさそうです。また、そこからダウンロードしたファイル群では何故か働きませんでしたので、サイトのアーカイブから持ってきたところ働きました。
4)透明 gif 作製ツールのgiftrans.exeをパスの通った所に置きます。
5)漢字コードコンバータack for Win32(ack139w.lzh)をダウンロードして、解凍しパスの通ったところに置きます。
6)Jcode-0.82-.tar.gz をダウンロードし解凍します。ディレクトリーJcode-0.82が作製され、その中にwin_install.plが作製されるので、ダブルクリックすればjcode.pm がインストールされます。
注:)xxx.tar.gz などは、コマンドプロンプト窓で、展開したいディレクトリーに入った上で
tar zxvf xxx.tar.gz
を実行して展開します。tar.exeはTexをインストールするときに(texinstxxx.zipを展開するとき)、たとえば
d:\usr\local
に、置かれるのでそれを適当にパスの入ったところ(例えばd:\usr\local\bin)に置いておくと良いでしょう。
7)D:\tmp\latex2html-2002-1 というディレクトリーを作り、そこにサイト上のアーカイブにある"latex2html-20002-1に全てのパッチを当てたものです"からダウンロードした l2h2002-1patched.zip を展開します。
8) config PREFIX+d:\usr\local\latex2html を実行
installを実行
することにより、d:\usr\local\latex2html に日本語化されたLaTex2HTMLがインストールされます。
9)秀丸などのエディターで
call d:\usr\local\latex2html\bin\latex2html %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 | ack32 -s 2>&1 | ack32 -s
という内容のファイルを作り、l2h.bat と名付けて、パスの通っているとこと(d:\usr\local\bin など)に置きます。
以上でLaTex2HTMLを使うことができるようになります。
使い方: コマンドプロンプト窓から、foo.tex ファイルの入っているディレクトリーに入り、
platex foo
l2h foo
とすれば、dviファイルができ、また、fooという名のディレクトリーの中にhtmlファイルが作製されます。
問題点:
ただし、動いた後でも以下のような問題が生じました。私の勉強不足でしょうか、もう少し時間をかけて勉強する必要がありそうです。
1)\begin{align}・・・\end{align} の中の\intertext{・・・・}の前に、改行の\\を忘れると語順が乱れました。これは、DVIやPSファイル作製時には問題とならず、Latex2HTML を通したときのみ現れた現象です。
2)\int によって積分記号が表示されない。
私は 以前 preambleに
\usepackage{mathptm}
を入れて使っていました。このときは、\int によって積分記号が表示されません。\usepackage{mathptmx}(mathptmを強化したもの)、あるいはより強力な\usepackage{txfonts} を使用した場合は正常に表示されましたので、問題は解決と言うことです。
3)数式で透明化されるものとされないものがランダムに現れます。完全透明化にはどうすればよいのでしょうか?
一応実用にはなりますが、見栄えが良くありません。
YNダウンロード
ここから jcode-0.88.meta, readme, tar.gz を得る。(特異点)
阿部氏のサイトのここから
jbigkit-***-bin.zip
libjpeg-***-bin.zip
libpng-***-bin.zip
librle-***-bin.zip
netpbm-***-bin.zip
tiff-***-bin.zip
zlib-***-bin.zip
を得る。
参考サイト:
The LATEX 2HTML Translator Late support page http://www.latex2html.org/
本家創作者(Nicos Drakos)サイト 継承者(Ross Moore) サイト
latex2html マニュアル日本語訳(Yasuhumi Haga)
明治大学数学科 同左創作者(Nicos Drakos 氏)のミラー ウインドウズへの移植
LaTex2HTML解説 竹野茂治LaTeX2HTML(日本語) マニュアルの翻訳 Latex2HTML 入門 大信田2000
ウインドウズ上で動く日本語LaTex2HTML 阿部修 千葉たけし ウィンドウズへのインストール( Yasuhumi Haga)
単行本 Latex Web コンパニオン