いちょう祭オープンキャンパス

  暗黒物質・ブラックホールはLHCで生成されるのか?


    複数の研究者による講演や解説、ビデオ上映を随時行います。

私たちが住む宇宙には暗黒物質(ダークマター)と呼ばれる未知の物質が存在します。 その量は、なんと全宇宙の23%。 一方、人類が理解している物質は全宇宙のたった4%。 さらに、残りの74%はこれまた謎の暗黒エネルギー(ダークエネルギー)と呼ばれる未知のエネルギーなのです。

現代の素粒子物理学最大の謎が質量。 物質が、素粒子がなぜ質量を持つのか、という一見素朴な疑問にまだ誰も答えられません。

我々が住むこの世界は、誰もが3次元空間だと思っています。 しかし、もしかすると4次元、5次元… 3次元ではないのかもしれません。

力の本質を理解することは、古くはアインシュタインの、そして現代では全素粒子物理学者の夢です。

これらの謎に挑むべく、素粒子物理学者はスイス・ジュネーブ郊外に巨大な実験装置を建設。
いままさにその実験が稼働開始しました。


銀河団同士の衝突。 暗黒物質(青)が先に通り抜け、それ以外の物質(赤)が取り残されている。 スイス・ジュネーブ郊外の欧州原子核研究機構に建設されたLHCのイメージ。

10数年の歳月をかけて、史上最大の実験装置LHC(陽子・陽子衝突型大型加速器)が完成しました。 この周長27kmにもおよぶ巨大加速器により光速近くまで加速された陽子を衝突させることにより、ビッグバン直後の世界を再現します。 そこでは、暗黒物質を生成できるのか、ミニブラックホールが生成されるのか、全世界の注目が集まっています。 この実験について、実験に携わる研究者がやさしく解説します。

別世界と考えられがちな素粒子物理学の世界に触れ、また、普段接することのない物理学者と接してみてはいかがでしょう?