ATLAS@OSAKA

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研究内容

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 色々やっていますが,今はヒッグスを重点的に研究しています。特に、終状態にbクォークを含む物理過程にグループとして戦略的に取り組んでいます。また,bクォーク同定に重要な役割を果たすシリコン半導体検出器の開発にも力を入れています。

ヒッグスの物理としては、ヒッグスボソンがb・反bクォーク対に崩壊する事象に着目しています。2012年に発見されたヒッグスらしき新粒子がb・反bクォークに崩壊するのかどうかをまず検証します。次のステップは。bクォークとヒッグスボソンとの結合の強さ(=湯川結合定数)の測定で、発見されたヒッグスらしき粒子が標準理論の予言する粒子なのか、あるいは標準理論では説明できない粒子なのか識別します。ゲージ原理に立脚した相互作用の記述と違い,ヒッグスに関する理論は指導原理がなく単なる模型であることから,標準理論に綻びがあるとしたらヒッグスを記述する部分,特に湯川結合の導入にあるのではないかと考えています。

山口くん:ヒッグスがボトムクォーク対に崩壊する事象の探索準備。加えて,H→γγの解析継続

遠藤くん:シリコンストリップ検出器の性能評価。ローレンツ角の測定からシリコンセンサーの空乏化電圧を評価する手法を開発中。

JJくん:Boosted topの解析。All hadronic channelを使って断面積測定を目指す。

石島くん:ビームテスト時に使用する荷電粒子の位置測定用検出器(テレスコープ)およびビームテスト用DAQを開発している。加えて,SCTのモニタリングツールの整備開発。

辻くん:Silcon On Insulator (SOI) 技術を使った新型シリコン検出器の開発。

渡邊くん:シンチレーションファイバーとMPPCからなるファイバートラッカーを製作している。

荒井くん:ATLASアップグレード用シリコンピクセルセンサーの耐放射線性に関する研究をしている。目標は,センサーの電荷収集効率の放射線量依存性の測定。今は,Time over Thresholdから電荷量を求める手法を開発中。

新谷くん:授業等に専念。テレスコープを引き継ぐ予定。

矢島くん:テレスコープ開発を石島くんから引き継ぎ,ビームテスト用DAQ完成を目指す。

山内さん:接着剤の放射線耐性の評価。